子どもは何人ほしい?人数別「女性のタイムリミット」が明らかに

ちょっと長い記事ですが、子供が欲しいと思っている方は読んでみて下さい。

何人子供が欲しいか、年齢による女性のタイムリミットがオランダの研究で分かったそうです。

「高学歴化や晩婚化の影響で、女性が子どもを生む年齢はどんどん高くなっています。しかし、年を重ねるにつれ、不妊などの問題も増えてくるもの。では、女性が子どもを生むのに適している年齢はいつなのでしょうか。そして気になるタイムリミットは………?

子どもを何人産みたいか? そのために女性は、いつから準備すればいいのかが、『live science』で紹介されたオランダの研究によって明らかになりました。体外受精をする場合はその年齢はやや上がるようです。

なお、研究では、男性の年齢は女性の年齢ほど妊娠しやすさに関係しないため、女性の年齢にのみ注目しているということです。

■1人でも32歳、2人ほしいなら27歳が理想の年齢

体外受精をせずに1人の子どもがほしいと考えている夫婦の場合、女性が32歳になるまでに子どもをつくったほうがいいそうです。体外受精をせずに2人の子どもがほしい場合は、女性が27歳までに1人目を作るのが理想的。このタイミングなら、90%の確率で妊娠可能です。

ですが、体外受精をする、もしくはもっと低い確率でもいいということなら、女性は場合によっては10年ほどあとでも、妊娠することができます。

女性が何歳までに子どもを産むべきかは、「何人ほしいか」「体外受精をしてもいいか」によって違うのです。

■体外受精をするかしないかで異なるタイムリミット

研究では、コンピューター上で10,000組の夫婦のシミュレーションを行いました。

一定の期間内に夫婦が妊娠する確率、流産する確率、子どもができない確率などを計算したのです。また、「子どもがなかなかできない夫婦の一部は体外受精を試みる」という想定の計算もされました。

その結果、体外受精をせずに75%の確率で子どもがほしい夫婦は、1人なら女性が37歳、2人なら34歳、3人なら31歳までに1人目の子を産まなければならないということがわかりました。

体外受精をする想定でも、90%の確率で子どもがほしい場合は、1人なら35歳、2人なら31歳、3人なら28歳までに1人目を産まなければなりません。

研究者は、「高い確率で望む人数の子どもが欲しいなら、体外受精をする場合も、どんなに遅くとも31歳までに産まなければなりません。体外受精をしないならそのタイムリミットはもっと早く、27歳までには妊娠しなければなりません」といいます。

■アメリカではオランダより体外受精の成功率が高い

不妊治療を専門とするアメリカのイヴリン・モクリン助教授は、アメリカでは研究が行われたオランダよりも妊娠できる年齢は高いだろうと考えています。

オランダの研究で使われたデータでの体外受精による妊娠の確率は32%でしたが、アメリカでは50~60%ほどだそう。モクリン助教授は、アメリカではこのタイムリミットはもっと遅いだろうと考えています。

しかし、アメリカの産婦人科医のメリッサ・ゴイストさんは、現実はそううまくはいかないといいます。

「3人子どもが欲しいという27歳の患者さんに、『いますぐ夫を探しなさい』とはいえません。家族計画は、さまざまな要素が関係しているものです。女性は家族がほしいと思ったときに結婚するべきです。予想だけで結婚生活は送れません」

それでも、「35歳以上になっても高い確率で妊娠できると思っている若者に警告するいいチャンスになる」と研究者は考えています。人間の体は、いつまでも自分の意志で妊娠できるわけではないのです。

40歳になって不妊治療に訪れる女性は、「卵子の60%はすでに変質している」という事実を聞いて驚くといいます。

数字は絶対ではないにせよ、年齢が大きな影響を与えていることは確実でしょう。子どもがほしい夫婦は、早めに家族計画を考えたほうがよさそうです。」

と、家族計画の前に先ずは結婚相手を見つけることから始めないといけませんね。

最近の研究では男性の精子も年齢と共に劣化していくそうです。

子供を望むなら女性だけでなく、男性も早くに結婚することを考えましょう。